2025.09.29
EVENT
DELL Technologies World 2025 in Las Vegas イベントレポート 【DELL Technologies Forum 2025出展のご案内】
2025年5月19日~22日にアメリカ・ラスベガスで開催された
「DELL Technologies World 2025」へ行ってまいりました。
イベントの参加者数は全体でおよそ1万人、
日本からは約200人が参加した大規模イベントですね。
福岡~羽田~サンフランシスコ~ラスベガスと2回の乗り継ぎを経て、
約20時間かけて参加した内容を電源インフラの観点で書いてみようと思います。
今回のイベントはIT業界で最も注目されている「AI」に特化したものになっていました。
初日の基調講演ではDELL Technologies会長兼CEOのマイケル・デル氏が登壇、
彼はAIの未来のビジョンを「分散型」「低遅延」「超効率的」というワードを用いて説明。
近い将来、世界中の企業が保持するデータの75%以上がエッジで作成・処理されるようになる
(高性能AIが一箇所に集約されたデータを処理するのではなく、エッジ端末に分散保存されたデータを低遅延かつ効率的に処理する)と述べていました。

セッションの合間には展示会場(Solution EXPO)を見学しました。
主催のDELL社は会場の一番右奥に大きなスペースを確保し、
GPUサーバ(PowerEdge XE****)やPowerScale、ObjectScaleといった
製品の見本が展示されておりました。

NVIDIAのブースにはエッジ用AI端末となる小型GPUサーバが展示されていました。
当社のシャットダウンボックスと同等サイズにも関わらず、高負荷のAIデータ処理を行えることに驚きです。
電源インフラ観点で目を引いたのは冷却機能付きサーバラックです。
確認した限り、DELL社、シュナイダーエレクトリック社、Vertiv社の3社が冷却ラックを展示していました。
高熱を排出し続けるGPUサーバを高密度にラック搭載した環境において、
通常の空調ではカバーしきれないことから、
ラック背面ドアに熱交換器及び大型ファンを組み込んだモデル
(リアドア型ヒートエクスチェンジャー)が必要となるんですね。
ラックの奥行サイズが通常より長くなり重量も増大するため、
耐荷重300kg/㎡程度のテナントビルでは導入のハードルが高いと感じました。
主にデータセンター向けでしょうか。
シュナイダー社はラックの他にもSymmetra後継機である
Smart-UPS Modular Ultraも展示されていました。
(UPSだったのでつい目にとまりました)

当社としては停電時のUPSによる電源保護に加え、自動シャットダウンの面が気になります。
PowerScaleは既に多数の実績がありますので、システムインテグレータの皆さま、
GPUサーバやObjectScale用UPSの案件がございましたら、当社までご相談ください!
最後に
DELL Technologies World 2025の熱気を東京で!
2025年10月3日にプリンスパークタワー東京で
DELL Technologies Forum 2025が開催されます。
当社もブース出展しております。
私も説明員として会場におりますので、お時間がございましたら、
下記イベントサイトより事前登録の上、S-20番ブースへお立ち寄りください!
サイトはコチラ

UPSソリューションズ株式会社
鈴木 拓磨